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2011 年 11 月 8 日 のアーカイブ

[本]ネットバカ

2011 年 11 月 8 日 コメントはありません

この本のタイトルは挑発的なところはあるが、インターネットによって我々の脳は可塑されて使い方が変わったということがテーマである。
本を読んで気になることがあったのは以下の点である。

  • インターネットで検索しながら読み書きしていると、集中力がなくなり、長文を読んだり書いたりすることができなくなる。
    これはリンクをたどるような情報ザッピングのせいである。
  • このインターネットが発達していくという便利な流れは逆光できない
  • 我々の脳は環境に影響を受けており、インターネット前の脳の使い方とは明らかに異なり、そのうち適合するようになる
  • コンピューター支援で問題解決するよりも何も無いほうが当初は遅いが、自ら考える事ですぐにスピードは勝るようになる

情報の伝わり方も時代とともに変わった。
1. 言葉が生まれて、それまですべての知識を脳に入れて次世代に暗記したものを口頭で伝えていたという時代があった。
2. やがて文字が発明されると、紙などにそれを記して、暗記しなくても良くなる。紙やそれを閉じた本を媒介にして広がるようになる。
3. グーテンベルクの印刷機の発明により、書き写すため冊数が限られた本の限界がなくなり、本が爆発的に広がるようになる。
4. 今やネットで、情報の伝播の速度と量が光の速度で広がる可能性ができた。

そして、それを受け止める脳も、
1. 限られた人が大量のことを暗記する。
(暗記する能力が大切だが、たぶん暗記も伝聞と同じように途中変わってしまったのではないだろうか。歌のように抑揚や韻を踏むことがあったのは、覚えやすくするためでないだろうか。)
2. 文字を読み書きすることが特権階級となる。
(ギリシャ・ローマ時代は物語や詩を奴隷が読み、主人はそれを聞きながら楽しんでいたそうだ。基本的に読むことは音読することであった。)
3. 情報の開放とともに、市民階級・民主主義につながっていった。
4. 情報を入手するコストは0に近くなる。それをどう能力と結びつけるかが大事かナ。

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