http://d.hatena.ne.jp/masayang/20100222/1266875263

新生のシステムは、他の銀行と比べて「とても簡素らしい」というのは有名な話だった。
「インド人幹部が、ドキュメントも作らず一人で構築から運用、管理まで手がけており」
→これってシステムとしては最高の「あるべき姿」じゃん(笑

たぶん、インドで動いているシステムを日本に持ってきて適当にこちょこちょっと修正したのだろうけど、見方を変えれば「銀行のシステムはその程度でもよい」ということだろう。そういう本来大したモノではない対象に仰々しく体制を張り付け、無駄な仕事を創出してきた日本の金融系システム業界の化けの皮を剥ごうとした新生の姿勢は評価できる。

ブログからの引用ですが、新生銀行のシステムはパッケージシステムをベースにちょこちょこっと一人で修正してつくったもののようです。

ATMはWIndows で作ってあったり、データベースサーバーはMySQLだったり、意欲的な取り組みをしていたと聞きました。

コンピューターシステムというのも工夫なんだなと思います。無闇矢鱈と複雑に作りすぎる日本のシステムとは違い、発想が豊かです。お金をかけるところにはかけ、そうでないときは合理的に考えるという発想で、少数精鋭でつくりあげるという仕組みのようです。

ところで気になったのは、これだけのシステムをつくったときに、ドキュメントがなかったということ。メモはあったと思うけれど、、、

でも、これがシステムとして本当にあるべき姿かもしれないですね。
ブラウザによるシステムは、マニュアルがなくても操作するだけでなんとなく使い方がわかります。

作る方もわかりやすく作ることが大事かもしれません。設計書や仕様書が大切なことはもっともですが、できるだけ少なくすること、少し読むだけで全体が理解できること。複雑すぎて誰も全貌がわからないシステムよりは、、シンプルであるべき。

実は、10年前にあるソフトを開発していましたが。
それは研究開発しているソフトでしたので、毎日のように更新を繰り替えしていました。仕様書をつくっても、すぐに陳腐化してしまいます。当初実現しようと思っていた機能があっても、開発途中で実現が困難だということもあったし、その逆に技術的な壁を乗り越えて一段上の機能を実現することもありました。

だから、仕様書というものは一切なく、機能やマニュアルをメモとして用意しているだけでした。

あるとき、そのソフトを別の会社に作り直してもらおうとしたときに、「仕様書がないとつくれない」ということを言われて、やはりそういうものかなと思いました。

後から思うと「研究開発型のソフトは受託開発型のシステムと作り方がまったく違うから、それで良かったかもしれない」と思いました。

そして本来は、いったん会社に導入したシステムも、使いやすいものに少しずつ変更していく生物です。全体を把握できるものならば、設計書や仕様書がなくてもいいのかもしれません。