今年の私の仕事のテーマは「やりたいことより、するべきこと」としてい
る。もはや自分の事業を続けることができるかどうかの試金石になってい
る。「するべきこと」を中心に動き始めたら、いろいろな人が支援してくれ
ていてなんとなく生き残れそうな感じを最近持ち始めた。

「やりたいこと」があって起業をした。
自分の中ではこれは「するべきこと」と捉えているんだが、周りの人の理解
があまりない。IT関係の仕事をしている人にいうと「なるほど」とわかって
もらえるが、それ以外の業種の人にとってはちんぷんかんぷんのようだ。未
踏に応募したものが採用されて実現されれば、IT関連事業者数千人に影響を
与えると思うし、それが最終的にエンドユーザーに数十万人、数百人規模が
恩恵を被るようになると思う。英語版などを用意すればその数十倍になるん
だろうと皮算用をしている。問題は技術的に実現できるかにある。

「やりたいことより、するべきこと」この言葉は、確か起業支援ネットのS
さんのブログでKさんが話されていることだったと思う。

私が「やりたいこと」は難しくなかなか進まない、一方で「するべきこと」
と思われる、人の頼みを実現するのは容易い。ホームページをちょっとい
じってそのプログラムをつくったり、MODxというCMSやOpenpneというSNSを
導入することやずっとたやすい。少しプログラムをいじることも、たぶん
「やりたいこと」よりも楽なんだろう。実際にビジネスになりそうなのも、
その「するべきこと」というのは当然かもしれない。

いまは「やりたいこと」を中心にお金を生み出しにくい仕事をしこしこと続
け、それに疲れると「するべきこと」をさっと2倍速の感覚でしている。学
生の頃、数学を学ぶことが「やりたいこと」でとても苦しんでいた。そこに
ふとコンピューターが現れて、数学よりもずっと簡単で楽しいと思った。

私は「やりたいこと」が実現できなかったら起業をやめようと思っていた
が、いまさらこの歳で就職するところはないだろう。退路を絶って、「する
べきこと」を進めていくべきかもしれない。ただ「やりたいこと」は誰も実
現していないので競争はないが、「するべきこと」は技術的に容易なので競
争が激しい。

この競争に入っていくのが先にこの事業に入っている人に迷惑をかけるかも
しれない。ただお客さんにとっては競争は大歓迎で、納期2倍、コスト半分
を実現していくのならばそれはそれでしかたないかもしれない。

それを実現する強力なツールが2つある。

MODxというCMS、OpenpneというSNSだ。

・MODx

MODxは、現在知る限り最強のCMSとなりつつある。
オープンソースで無料で、きれいなHTMLを出し、ユーザーにとっては使いや
すいCMSだ。

デザイナーにホームページを構築しても、その後にページを更新したいと
思ってもなかなかできないという悩みを解消する。全体のデザインはデザイ
ナーにお願いしてDreamweaverで作ってもらう。その後のページの更新は
ユーザーがワープロ感覚で作ってもらえばいい。

これを実現するCMSはいくつかあるが、このMODxが知る限り最強かなと思
う。個人的に難をいえば、言語がRubyでなくてPHPであることぐらいだ。知
人の会社のページをこれで安く作ってみようと思う。

デザインはホームページビルダーなどで作ってもらい、それをインポートす
るだけだ。インポート作業は手作業になるが、規模にもよるが1?3日で終
わると思う。デザイナーさんと仕事をすれば、ホームページを移行して3日
で完成させれば、10?20万円でいける。運用はカスタマイズを別にすれば、
大してかからない。

MODx日本語コミュニティ
http://modxcms.com/forums/index.php#10

これが広まると、ホームページの構築だけでビジネスしていくのはかなり難
しくなるだろうと思う。だって更新はお客さん自身がするので、リピーター
が取りにくくなる。しかしお客さんにとってメリットがあるのでしかたない
ことだ。

OpenpneというSNS

http://openpne.jp/

私の所属している起業支援ネットのメンバー交流SNSとして、勝手に立ち上
げている。こちらも試しに導入したのだが、mixiと操作感が同じで使いやす
い。SNSは性格上似たり寄ったりの機能になってしまうが、こちらはオープ
ンソースなので、カスタマイズもできるかもしれない。

mixiとの相違点は、このOpenpneは技術上ユーザーが1000人を越えるのは難
しいことだ。1台のサーバーに100人を超えると、プログラムの処理が追いつ
かなくなりパンクする。この100人という数字は、コンピューターの性能や
回線速度によるが、せいぜい1000人ぐらいだろう。

mixiの場合は、負荷分散の設計をしており、それが数十万人規模の同時アク
セスでもいけるようにサーバーが100台くらいで処理していると思われる。
この負荷分散というのは、静止画・動画という容量の大きなコンテンツが増
えていく、あるいは使い勝手がよくなるにしたがって、重要な要因になって
いくので今後も研究開発が続けられていくテーマである。

しかし、Openpneを使うときは1000人以内の限定したコミュニティならばと
ても良いと思う。その信頼の置けるメンバーであれば、名前や電話番号など
を公開することもできるし、営業活動をしたりすることもできると思う。

まず、起業支援ネットのメンバー交流SNSとして実験的に始めた。実験を通
しながら、いいところ悪いところを洗い出していけばいいと思う。

こちらも導入コストはほとんどかかっていない。
できることならば、少しデザインを付け加えたいところなんだけれどね。

という2つのツールを片手間に始めている。ほとんど手間はかからないし、
技術的にも簡単。しかも喜んでくれる人がたくさんいるしね。