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2006 年 1 月 のアーカイブ

小学校一年生の息子は自宅謹慎

2006 年 1 月 31 日 コメントはありません

先日の「ADHDの息子の喧嘩は止まらない」というのに反響がありました。
コメントをいただいた方、読んでくださった方ありがとうございました。

その後、金曜日にまた先生から連絡がありました。
学校の給食後に掃除があります。昨日は男の子はぞうきん、女の子はほうきの当番で掃除しました。今日も昨日と同じ当番ですが、息子は順番が入れ替わると思い込みました。そして「昨日はぞうきんだったから、今日はほうきだよ。」と言い張り、ほうきで掃除をしようとしました。担任の先生は「男の子はぞうきんだよ。他の男の子もぞうきんだよ。」と言って、ぞうきんを持たせようとしました。何度言っても、従いませんでした。

先生が息子の手からほうきを奪ってぞうきんを渡すと、息子はその怒りを全然関係ない女の子、しかも一番気の弱そうな女の子を叩きに行きました。それを先生が注意すると、先生が見ていないところで再び叩きました。先生は注意しましたし、教頭先生も来て注意しました。

その後、書写の時間はやる気をなくし、先生の言うことも聞かなくなりました。

他にもいろいろなケースで問題を起こします。

算数が得意なのですが、一番でないと気がしません。
100ます計算をするプリントを配って、よーいどんでいっせいに回答します。
計算の早い子は1分ぐらいで終わります。
息子も2分ぐらいで終わるのですが、自分より早く終わることが許せないのです。

先生に「もう一回勝負させて」と言ったり、先生の採点の済んだプリントを鉛筆でぐちゃぐちゃに書いたりします。
先生がそれを諭すと、ゴミ箱に捨てたり、他の教室へ行ったりします。

何か面白いことがあると、息子は耳にするとそれに反応します。
すぐに走って行って、それに参加します。そして結果として授業妨害になります。

ADHDの参考ページ
http://toss.schumann.jp/adhd/
http://www2.ttcn.ne.jp/~ataman/

ただ息子はそれを悪いことだと思っていません。感情がそのまま行動に結びついてしまいます。
ADHDについてわからない人は、それをしつけの悪さと言ってしまいます。私も息子が幼稚園に入ってしばらくするまでは、まったくそのようだと思っていました。
しかし、ADHDの子にとっては普通の生活が、騒音などの刺激の多い生活の中で生きているようなものです。
まだ小学校一年だとよく考えることができません。そのため、過敏に反応してしまうのです。ADHDの子の80%は4年生ぐらいになれば、行動の前に考える力が付くので、自分をコントロールできるようです。

ADHDは遺伝的な性質に関係あるとされ、世界中どこの国でも5%ぐらいの割合でいます。つまり40人学級では2人はいるのです。

これまで、あの手この手で子どもを躾けようとしました。脅したり、なだめたり、褒めたり、怒ったり、悲しんだり、こんこんと話したりしました。薬を併用して、生活の面でも、学校の生活でもいろいろと試してきました。

それが金曜日のことで、妻はプチっと切れてしまいました。
妻は「一週間休ませる」と言いました。
学校の先生の心労もピークに、妻の心労もピークになりました。私も疲れ始めています。
私もそれに同意しました。

今日、息子を休むことを伝えるために学校へ行きました。
そうして金曜日にいきさつを聞きました。

その後偶然に学校のカウンセラーの先生に会うことができたので、話しました。

小学校1年生のクラスは3組あります。そして1年生は特別にアシスタントが2人付いていて、5人の先生がいます。しかし来年は生徒が転出したせいもあり、2組になります。問題とされる生徒5人に対して5人の先生が対応していますが、来年はそれが2人の先生で担当します。
来年のことは学校としても不安に感じているところがあります。
担任の先生も一生懸命対応していただいていますが、たくさんの生徒に教えなくてはなりません。先生も限界を感じているようです。

小学校の中の特別なクラスが2つありました。
知的障害児のいるクラスもありましたが、他は息子と同じような子がいました。
先生が数名の生徒と1対1で対応しています。生徒が落ちつかなくても、何度も何度も繰り返して言い聞かせます。生徒が席を離れて積み木のような文字盤で遊ぶのですが、高いところから文字盤をひっくり返しても何も動じません。プロの先生だと思いました。

その後、養護教諭を交えて話し合いました。
先ほど見た特別なクラスにいる子と同じように、特別なクラスに席を置いて普通学級にときおり通うのはいかがと言われました。3年生、4年生になる頃には落ち着くそうなので、2年生の1年間ぐらいはその方がいいのではないかと思い始めています。

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2種類のIT企業

2006 年 1 月 30 日 コメントはありません

mixiというサイトで、IT企業の面接のときに業務経歴書にPerl案件を書くと馬鹿にされたという話がありました。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=3918894&comm_id=836
(会員制サイトのリンクですみません。加入したい方は招待します。無料です。)

いろいろなサイトでこの話は紛糾している。

なぜ馬鹿にされたか?
・大規模な受託開発ではJavaが標準である。Javaに関する技術の広さや深さは受け入れるが、それ以外は関係ない。
・Perl(PHP, Python, Rubyなど)は、個人でホームページを開くための言語であると認識されている点

どうもそもそも、このIT企業ではJava技術オンリーでPerlなどのスクリプト言語は受け入れることができないようである。Perl, PHP, Python, RubyはLight Weight Languageと呼ばれ、Webシステムをつくるときに生産性が高いといわれている言語である。それはIBM自身もJavaでつくったフレームワークEJBが動作にも開発にも重すぎて、PHPを見直しているところがある。

たぶんこのIT企業は、大手のIT受託開発会社か、その下請けなのかもしれない。
これらの会社では、ほとんど社内のイントラネットシステムをJavaで請け負う。データベースは、オラクルを使う。かつて、IBMのメインフレームと端末というしくみを、そのままJavaのシステムに持ってきただけである。

データベースはDB2からOracleに代わり、COBOLがJavaに代わり、端末のキャラクター画面がWebに代わっただけである。ファンクションキーがマウスに代わっただけで、多少良くなったかもしれないが、システム全体としてはなんら変わっていない。開発体制もシステムの考え方もほとんど変わっていない。マシンのパワーが上がったので、ユーザーインターフェースは良くなり、開発に関する技術も伸びたと思う。

上記のmixiでの紛糾があって、以下のような、とてもよくまとめられているブログがあった。

http://www.milkstand.net/fsgarage/archives/000803.html
http://d.hatena.ne.jp/setamise/20060116/1137422385

IT企業の大半は、派遣か受託開発である。

小さなIT企業を起こしたとき、会社に資産がなく社員の給与を支払うために、最初は派遣で雇うことが多い。派遣業務は認可が必要なので、受託開発という形で契約する。しかし、大手の開発部隊に加わって一緒に開発をする。実質的な派遣となる。そのうち会社の社員が増えて派遣する人が増えると、開発部隊の多数を占めることになる。その頃には、開発部隊の上部に人がいて、ある程度開発を牛耳ることができる。そうすると、自分の会社主体で開発を行うことができるようになる。すると、受託開発という形をとることができる。

やがて、受託開発が多くなると、会社の社員にノウハウが溜まる。ノウハウが溜まると、それを汎用化したいという要望が高まる。同じような種類の仕事ならば、汎用パッケージをつくってコストを低くして楽になろう。すると製品開発ができるようになる。

大手のIT企業は、社内コストの高さから最初から全体を取り仕切るプロジェクトマネージャーを養成する。そのため上記のようにならないが、中小のソフトウェアハウスの大半が上記のような進化をする。そのため、素人同然の社員を雇ったり、他の会社と同じ土俵でやらなければならない。

これまではそれが当然だと思われていたが、Amazon, mixi, はてなという会社はperlを使っている。
また中小のWebサイトでは、PHPを使っている。Python, Rubyという言語を使っている場合は、先進的な会社である場合が多い。日本ではWebデザイナーがプログラミングを始めて、小さなシステムを作るというケースが多かった。たぶん欧州もそれに近いと思う。

アメリカでは、Perl, PHP, Pythonのような言語を作る土壌もあるし、その他のオープンソースプログラムをつくるような環境もある。ただ、日本でもRubyという言語が作られ、はてな、kayacのような会社も出現してきた。小さなIT企業でも、上記のようなキャリアアップをはからない会社が出現してきたといえよう。

上記のブログを引用したように、これら2種類の会社は文化が異なる。
どちらが良いとも悪いともいえない、まったく別の業種といってもよい。ライブドアが買収してきた会社の中で、弥生会計を発売している会社はライブドアとはまったく異質の会社であるともいえる。

そこで、あなたが会社をつくるのならば、どちらの会社にするべきか選択しなければならない。あるいはあなたが就職するのならばその2つの会社のどちらを選ぶなければならない。

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【本】人間の條件

2006 年 1 月 29 日 コメントはありません

人間の条件
岩波現代文庫
著者:五味川 純平

若い頃から読んで見たかった本ですが、おおよそのあらすじを知ったときに怖くて読めなかった本です。人間の怖い本質を知ってしまうような気がしました。同じようにまだ読めない本は、塩狩峠があります。

本当は小説を読まなければいけないところですが、石ノ森章太郎のマンガを読みました。
全4巻ですがほとんど一気に読めます。しばらく時間を置いて、五味川 純平原作者の小説を読もうと思います。

この物語は、日中戦争のときに中国大陸で理想に燃える青年、梶の話である。
戦時の辛いときにかすかな幸せを育もうと結婚して、召集されない代わりに、中国での炭鉱の労務係に採用されました。
炭鉱夫を人間として扱わない炭鉱で、何とか人間の尊厳を維持して生きようとする。しかし、戦時という状況でだんだんと厳しい立場に追いやられていく。そしてその狭間に立たされてだんだんと辛い状態に追い込まれていく、、、、

後半は召集令状を受けて軍隊に入るところから始まる。そして人間性を失わないように生きていこうとするが、軍隊に影響されていく

戦争という厳しい環境の中で、理想を失わずに生きていくことはどうなるか、という問題を提起してくれる。戦争はあまりにも大きな影響で、個人の意思なんかは吹っ飛んでしまう。私たちが歴史で学ぶことのない、戦時の狂気の状況を教えてくれる。

時代は今とは全然違うけれど、状況設定を変えれば今でも同じような問題が通ずる。
理想主義に燃えるあまり、周りとの接点を失っていく。その結果、自分も周囲も不幸にしてしまうのかもしれない。

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